美容部員(ビューティアドバイザー)とは?仕事内容や必要スキルなどを徹底解説!

美容部員の仕事に興味があるけれど、仕事内容や給与面の事情が分からずお悩みではありませんか?美容業界についての知識が少ないのであれば、将来のためにも就職前にしっかりと情報収集しておきましょう。 今回は、美容部員とは何かについて徹底解説します。仕事内容はもちろん、仕事のやりがいやキャリアアップについても紹介するので、美容業界への就職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。


この記事は約14分で読み終わります。

美容部員(ビューティアドバイザー) とは


美容部員とは、百貨店やドラッグストアなどで化粧品を販売する店員です。メーカーによっては、ビューティアドバイザー(BA)や、ビューティーカウンセラーと呼ばれます。

来店したお客様の抱える悩みを聞き取り、一人ひとりに合わせた商品の提案や使い方の説明を行います。華やかな立ち姿や美しい所作から、なりたい職業で上位にランクインすることも多く、美容に興味・関心のある方が憧れる仕事だといえるでしょう。

それでは早速、気になる美容部員の平均的な給与や、研修期間について紹介します。

美容部員(ビューティアドバイザー)の給料

厚生労働省によると、「化粧品販売・美容部員」の収入は369.4万円です。

さらに美容部員の仕事は、年齢を重ねれば重ねるほど収入が増える傾向にあります。勤続年数が増えて実績を重ねれば、基本給がどんどん上がっていくでしょう。

会社によっては、店長やマネージャーなどのポジションにつくチャンスがあります。役職がつくと、責任が重くなる代わりに役職手当がもらえます。

また、インセンティブ制度を設けている会社で働く場合、販売実績が良ければさらに収入を増やすことも可能です。

美容に関する知識や接客スキルを磨き続ければ、努力が給与に反映されやすい職業であるため、仕事のやる気につながるでしょう。

しかし給与の額やシステムは、年齢や勤続年数、働く場所によって異なることも事実です。さまざまな角度から求人票をチェックして、納得のいく職場を選びましょう。

出典:化粧品販売/美容部員」(厚生労働省|job tag)

美容部員の給料に関して詳しく知りたい方はこちら
美容部員(ビューティアドバイザー)の給料はどのくらい?給与アップの秘訣も紹介

美容部員(ビューティアドバイザー)の研修期間

メーカーによっても異なりますが、美容部員の研修期間は3か月前後になることが一般的です。外資系よりも国内メーカーのほうが、長期間にわたりしっかりと研修を行う傾向にあります。

研修内容はタッチアップの練習や接客の基本、販売のノウハウなど多岐にわたります。最初は座学で肌の仕組みや商品について学び、翌日にテストを受けて知識を定着させる方法をとる場合が多いようです。

座学が終わったら、ロールプレイング形式でタッチアップや接客のテクニックを実践的に身につけます。

研修は自信をもって店頭に立つためにとても大切な期間です。研修を終えてもまだ緊張してしまう……という方は、店舗配属後も先輩がフォローしてくれるので安心して働けるでしょう。

自分が美容部員の仕事に向いているか知りたい方は、下記の記事もおすすめです。美容部員になるための方法や美容部員に向いている方の特徴について、詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

美容部員(ビューティアドバイザー)になるには?適性や必要なスキルを解説 」

 

美容部員(ビューティアドバイザー)の仕事内容

ここからは、美容部員の仕事内容について詳しく解説します。

接客業務

来店したお客様に声掛けして、化粧品選びのお手伝いや提案を行うのが、美容部員のメインともいえる業務です。

店舗には、肌に関する悩みを抱えた方や自分に似合うメイクアイテムを探している方はもちろん、プレゼントを買いたい方など、さまざまなお客様が来店します。

そのため、マニュアル通りだけではなく、お客様の悩みや目的に合わせた接客が必要です。

お客様に快適に過ごしてもらうためには、丁寧な対応や細やかな気遣いが求められます。先輩美容部員の言葉遣いを真似てみたり、他店の美容部員の接客テクニックを参考にしたりすることが大切です。

タッチアップ

美容業界におけるタッチアップとは、美容部員が実際に商品を使ってお客様の顔にメイクやスキンケアを行うことです。

実際にお客様の肌に触れて状態を把握し、使用感や色味の感想を伺いながら、最適な化粧品を選びます。

お客様も美容部員の意見をもとに理想の化粧品選びができるため、満足度の高い買い物ができるでしょう。美容部員としても、会話を通してお客様と信頼関係を築けば、商品の購入につなげられるメリットがあります。

商品の陳列や整理

商品の陳列や整理も、美容部員の大切な仕事です。化粧品売り場は清潔で洗練されたイメージが大切なので、散らかっていてはいけません。

店全体の見栄えを良くするためにも、商品の並びが乱れている場合は即座に整えます。

新商品や売り出したい商品をアピールするために、商品が目につきやすいようにディスプレイの工夫が必要です。他のメーカーや店舗のディスプレイをこまめにチェックし、センスを磨きましょう。

事務・清掃作業

前述した業務以外にも、美容部員の仕事にはさまざまな業務があります。

売上の入力作業や、伝票整理などのバックヤード業務も欠かせない仕事です。顧客情報の取り扱いもあるため、細かな事務作業もミスのないように心がける必要があります。

また、店舗を清潔に保つために、開店前や閉店後には掃除を行います。売り場フロアの清掃はもちろんのこと、指紋の残りやすいテスターなどを綺麗にしておきます。

他にもお客様にお手紙を書いたり、商品サンプルの袋詰めを行ったりなど、さまざまな業務があります。

美容部員(ビューティアドバイザー)のやりがい

仕事を長く楽しく続けるためには、やりがいを感じられるかが大切なポイントです。ここからは、美容部員の仕事のやりがいについて解説します。

お客様から直に感謝の言葉をいただける

お客様の悩みに寄り添い、二人三脚でその方に合った化粧品を見つけるため、お客様にとって満足のいく買い物ができたときの喜びはひとしおです。

美のサポートを行い「ありがとう」と直接感謝の言葉をいただける点は、美容業界に携わる者ならではのやりがいではないでしょうか。

また、「お客様にとって理想の美」を一緒に追求できるのは、美容部員にとって大きなやりがいにつながります。

自分が提案した商品で肌トラブルが改善したり、お客様に似合うメイクを見つけられたりしたときには、何にも代えがたい喜びを感じられるでしょう。

社割で未発表や限定の新商品をいち早く使用できる

未発表や限定の新商品をいち早く使用できるのは、美容に興味がある方なら嬉しいポイントです。発売前に自分で使って使用感を確かめておけば、お客様に適切なアドバイスができるため、より良いサービスにつながります。

また、多くの化粧品メーカーでは、社員割引制度が適用されます。気に入った商品を社割つきで購入できるのは、大きなメリットといえるでしょう。

関連記事:美容部員の大変なことや苦労は?やりがいや魅力、必要な心がけも解説

美容部員(ビューティアドバイザー)のキャリア

安定した収入を得られる美容部員の仕事ですが、役職がつけばさらなる収入アップが見込めます。ここからは、美容部員のキャリアアップについて解説します。

店長

美容部員の代表的なキャリアアップは、売り場の責任者として店長になることです。

店長になると、これまで行っていた業務以外に、新人教育や売り場の指導、売上管理なども行います。責任が重くなり仕事の負担も増えますが、美容部員や店舗のリーダーとして大きく成長できるでしょう。

美容部員として優秀な業績を残しながら勤続年数を伸ばしていけば、店長に昇進できる可能性があります。勤務態度やリーダーとしての素質があるかどうかも評価されるため、日ごろの言動にも十分気を付けておきましょう。

エリアマネージャー・本社勤務

ほとんどの化粧品メーカーでは、地域ごとにスタッフや売り上げを管理するエリアマネージャーが配置されています。

売り場で結果を出し続ければ、店長よりも上のエリアマネージャーや本社勤務ができる可能性があります。

お客様に直接関わる機会は減るものの、これまでの現場での経験を活かして、より良い化粧品の提案ができるなどやりがいを感じられる役職です。

美容部員(ビューティアドバイザー)の主な就職先

美容部員として働ける主な就職先について解説します。

化粧品メーカー

化粧品メーカーに就職した場合は、自社ブランドの魅力をお客様に直接伝える専門販売員として活躍します。

主に百貨店やショッピングモールなどに派遣され、自社商品のカウンターに立ち、商品の特徴や使い方を説明しながら販売を行います。ブランドの顔として接客するため、高い専門知識と接客スキルが求められるのが特徴です。

また、大手化粧品メーカーでは採用基準が高い傾向があり、学歴では大卒が有利になるケースもみられます。安定した環境でキャリアを築きたい方に向いている就職先です。

百貨店、コスメ専門店、ドラッグストア

百貨店やコスメ専門店、ドラッグストアに就職する場合は、売り場担当として幅広い商品を扱います。

コスメ専門店やドラッグストアでは、特定のブランドに限らず、複数のメーカーの商品を横断的に販売するのが特徴です。

複数ブランドを扱う環境では、メーカーの垣根を越えた提案が可能です。お客様のニーズに合わせて最適な商品を比較しながら提案できるため、提案力を高めたい方に適した職場といえるでしょう。

美容部員(ビューティアドバイザー)の一日のスケジュール

美容部員の1日は、開店準備から接客、閉店作業まで幅広い業務で構成されています。店舗によって営業時間は異なりますが、基本的な流れは共通しています。

・9:00~10:00 開店準備
朝は開店前に出勤し、前日の売上確認や社内メールのチェック、店内清掃、レジの準備などを行います。お客様を迎える前に売り場を整え、万全の状態で営業をスタートさせることが重要です。

・10:00 店舗オープン・お客様のお出迎え
開店後はお客様をお出迎えし、接客を行います。商品の説明や提案に加え、必要に応じてタッチアップを実施し、実際の使用感を体験してもらいながら購入につなげます。また、接客の合間には在庫管理や商品補充も並行して進めます。

・12:00~14:00 昼休み
昼休憩はシフト制で順番に取得し、1時間程度休みます。休憩中は食事だけでなく、店頭に立つ前に化粧直しを行い、常に整った状態を保つことも大切です。

・13:00(14:00)~ 接客
午後も引き続き接客が中心となり、空いた時間には新商品の確認や売り場の整理を行います。

・20:00~21:00 閉店業務
接客をしながら閉店準備を進め、売上の記録やレジの精算、メイク用品の手入れ、商品補充などを行います。翌日の営業に備えて環境を整え、1日の業務を終えます。

美容部員は基本的に早番・遅番のシフト制での勤務です。繁忙期となる土日祝も出勤となる場合が多く、平日に休みを取得できます。

美容部員(ビューティアドバイザー)に求められるスキル

ここでは、美容部員に必要なスキルを解説します。

コミュニケーション能力

美容部員にとって、お客様とのコミュニケーション能力は欠かせないスキルです。

来店されたお客様の悩みや希望を正確にくみ取るためには、丁寧なヒアリングと会話力が求められます。また、一方的に説明するのではなく、相手に寄り添った提案が信頼関係の構築につながります。

さらに、接客マナーや丁寧な言葉遣いも重要です。安心して相談できる雰囲気づくりは、リピーターの獲得にもつながります。

メイクやスキンケアの知識・探究心

美容部員には、メイクやスキンケアに関する専門知識が不可欠です。

化粧品の成分や特徴、効果の違いを正しく理解しておくことで、お客様一人ひとりに合った最適な提案ができるようになります。知識が不十分な場合、お客様への説得力ある提案が難しくなります。

また、美容業界は常に進化しているため、新しい商品や技術について学び続ける探究心も重要です。継続的な学びが、接客の質を高めることにつながります。

トレンド情報の収集力

美容の世界はトレンドの移り変わりが早く、常に最新情報を把握する力が求められます。

流行のメイクや話題のスキンケアを把握・理解しておくことで、お客様のニーズに合った提案がしやすくなります。トレンドを取り入れた提案は、満足度の向上にもつながります。

そのため、SNSや美容メディアなどを活用し、日頃から能動的に情報収集を行う姿勢が重要です。

あると有利な資格

美容部員になるために必須の資格はありませんが、有していると就職や接客に役立つ資格は存在します。

例えば、日本化粧品検定やJMANメイクアップアドバイザー検定、色彩技能パーソナルカラー検定などは、専門知識を客観的に証明できる資格です。

資格を取得していることで、知識やスキルの裏付けとなり、採用時の評価が高まる可能性があります。また、接客時にも自信をもって提案できるようになる点が大きなメリットです。

美容部員(ビューティアドバイザー)に向いている人

美容部員に向いている方には、共通する特徴があります。美容部員を目指そうと考えているのなら、自分に適性があるかを知ることが大切です。ここからは、美容部員に向いている方の特徴を紹介します。

美容への関心が高い人

美容部員は、お客様に化粧品の魅力や使い方を伝える仕事です。そのため、美容への関心が高いことは欠かせません。

メイクやスキンケアに興味がある方は、自然と化粧品の知識が深まり、より効果的な提案ができるようになるでしょう。

また、美容が好きな気持ちはお客様にも伝わり、信頼関係の構築にもつながります。美容の知識やトレンドを常に学び続ける姿勢が、この仕事で活躍するポイントです。

人と関わることが好きな人

美容部員は、お客様一人ひとりの悩みや希望を聞き取り、最適なメイクやコスメを提案する仕事です。そのため、人と接することが好きで、相手の気持ちに寄り添える方に向いています。

接客では、ただ商品を紹介するだけでなく、お客様とのコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが重要です。何気ない会話のなかからお客様の好みや悩みを引き出し、最適なアイテムを提案できるスキルが求められます。

また、気配りができることも大切です。例えば、言葉遣いや身だしなみ、立ち居振る舞いに気を配ると、お客様に安心感を与えられます。こうした細やかな配慮が、お客様の満足度を高め、リピートにつながるのです。

人と関わることが好きで、相手を喜ばせることにやりがいを感じる方にとって、美容部員はやりがいのある仕事といえるでしょう。

 

 

美容部員(ビューティアドバイザー)になるための方法

美容部員は、特定の資格は必要ないため、未経験からでも目指せる職業です。しかし、よりスムーズに就職し、活躍するためには適切な方法を知っておきましょう。ここからは、美容部員になるための具体的な方法を紹介します。

未経験から就職する

美容部員になるためには、特定の資格は必須ではありません。化粧品メーカーや百貨店などの採用試験に合格すれば、未経験からでも働けます。そのため、美容に興味があり、人と接することが好きな方であれば、挑戦しやすい職業といえるでしょう。

採用試験では、接客スキルや美容への関心が重視されることが多いため、事前に化粧品の基本知識や業界のトレンドを学んでおくと有利です。また、接客経験があるほうが優遇されやすい傾向にあります。

一方で、美容関連の資格を取得すれば就職活動の際に強みとなり、より専門性の高いスキルを活かせます。

美容部員に求められるスキルや資格については、こちらの記事もご覧ください。
美容部員(ビューティアドバイザー)になるには資格が必要?おすすめの資格や求められるスキルを紹介

美容専門学校で学んでから就職する

美容部員になるために資格は必要ありませんが、化粧品の売上に直結する職業のため、高いスキルが求められます。そのため、高等学校卒業後に美容専門学校で学び、就職を目指す方も多いです。

美容専門学校では、化粧品の知識やメイク技術、スキンケアの基礎、接客スキルなど、美容部員として必要なスキルを体系的に学べます。

特に、美容部員はお客様に直接触れてメイクを施す機会が多いため、専門的な技術やカウンセリング力を身につけておくことは、後に大きな強みとなるのです。

また、美容部員の求人は専門学校側に企業から直接アプローチがあることも多く、就職説明会や企業とのコネクションが充実している点も魅力です。化粧品メーカーの採用情報が集まりやすいため、未経験から一般的な就職活動を行うよりもスムーズに内定を得られる可能性があります。

ミス・パリ・ビューティ専門学校の「トータルビューティ学科 ビューティアドバイザーコース」では、憧れのブランドへの就職や、即戦力として活躍できるプロを育成し、業界から求められるスキンケアに強いビューティアドバイザーを目指します。

授業内容も、メイクやネイルの技術だけでなく、スキンケア、パーソナルカラー、ビューティカウンセリングなど、美容部員に必要な知識が幅広く学べる環境です。

さらに、講師陣には、外資系化粧品メーカーで全国売上1位の実績を持つ先生や、現役のビューティアドバイザー、メイクアップアーティストなど、現場経験豊富なプロがそろっており、実践的な指導が受けられます。

美容部員として即戦力で活躍したい方や、より専門的な知識とスキルを身につけてから就職したい方には、美容専門学校での学びが大きな武器となるでしょう。

まとめ

美容部員は、お客様の悩みに寄り添いながらその方に合った化粧品を販売する仕事です。華やかなだけではなく、安定した給与を得られ、キャリアアップを目指せる職種であるため、今後も人気が高まる職種だといえるでしょう。

仕事内容は、接客やタッチアップだけではなく、バックヤード作業や掃除などのさまざまな業務が含まれます。一人前の美容部員として評価されるためには、総合的にスキルを伸ばすことが大切です。

美容部員はお客様の喜ぶ姿を近くで見られるやりがいのある仕事です。美容好きで人と関わることが好きな方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

関連記事:

美容部員(BA)になるには?必要な資格や経験・適性について知ろう!

美容部員の大変なことや苦労は?やりがいや魅力、必要な心がけも解説

男性でも美容部員はなれる?知っておくべきことやメリットも紹介