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【例文あり】美容専門学校の志望動機の書き方
志望動機では、なぜこの学校を志望したのか素直な気持ちを書くことが求められますが、「どのように書いたら良いのかわからない」と戸惑っている方もいるでしょう。
美容系専門学校の志望動機の例文を紹介しますので、こちらをヒントに作成してみてください。
【1】美容専門学校の志望例
家族の結婚式に出席したときに、結婚式場のヘアスタイリストの方にヘアメイクをしてもらったことから、ヘアメイクの仕事に興味をもつようになりました。
プロにヘアメイクをしてもらったことによって、いつもと違う自分になれたことに喜びを感じたことが今でも忘れられません。メイク次第で「人はこんなに変われるんだ」と感動し、自分もヘアメイクアーティストの道を歩みたいと強く感じるようになりました。
貴校を志望した理由は、豊富な現場実習があること、そして幅広い分野を学べるカリキュラムが用意されていることに魅力を感じたからです。学校体験に参加させていただいたときは、先輩方の楽しく学ぶ姿を拝見でき、私もここで学びたい気持ちがより一層強くなりました。
学校で美容について学んだあとは、私が家族の結婚式で経験したようなうれしい体験を提供できるヘアメイクアーティストになりたいです。ヘアメイクで人の雰囲気は大きく変わりますし、欠点をカバーしたり、より魅力を引き出したりすることで、その人をさらに輝かせることもでき、それが私の喜びにつながります。
たくさんの人を喜ばせるためにも、幅広いスキルが身に付けられる貴校への入学を志望します。
【2】美容専門学校の志望例
美容の分野に進みたいと考えるようになったのは、百貨店ではじめて化粧品を買ったときに、的確にアドバイスをくれた美容部員の方に憧れをもったのがきっかけです。その美容部員の方のように、自身のメイクだけでなく、人それぞれに合わせたメイクが瞬時にできる技術を自分も身に付けたいと思いました。
貴校を志望した理由は、メイクに関するカリキュラムが充実しており、自分の夢を実現するのに合っていると感じたからです。オープンキャンパスに参加させていただいた際は、実際に先輩方にメイクをしていただく機会があり、先輩方のメイクの技術や知識に感銘を受けました。そして、貴校で学べば、自分が思い描いている未来像にかなう技術や知識が得られるとの確信を強めることもできました。
卒業後は、私が憧れた美容部員の方のように、たくさんの人の悩みや不安を解消するためのサポートができる美容部員になりたいです。そして、ひとりでも多くの方にメイクの楽しさに気づいてもらえるお手伝いができたらと思っています。
【3】美容専門学校の志望例
小学生の頃にはじめて美容室に行き、髪の悩みを解決してもらったことに感銘を受け、自分で美容室を経営したいと思うようになりました。
貴校を志望する理由は、一般的な美容専門学校とは異なり制服があること、そしてマナーについてのルールがしっかりあるからです。美容師は接客業であるため、マナーは必要になると思います。また、高いスキルを目指すうえでもマナーはしっかり学んでおきたいと思っていたため、貴校で美容師を目指して勉強したいと思いました。
入学後は、美容師の技術だけでなく、メイクやネイルについての技術も習得したいと思っています。
私は、中学生のころから部活を続けており、そこで学んだ礼儀作法も、美容分野を学んでいくうえで生かせると考えています。貴校に進学後は、地元で自分の美容室を開く目標を実現するために、精一杯学びたいです。
【例文あり】美容専門学校の志望動機を書くときのポイント
美容専門学校の志望動機を書く際に押さえておきたいポイントは以下の3つです。
・美容の分野に興味がある理由
・その美容専門学校を志望する理由
・卒業後のビジョン
これらの3つがしっかりと伝わる内容にすると、書類選考に有利に働くでしょう。
では、具体的にどのようなことを書くと良いのか、ひとつずつ紹介します。
美容の分野に興味がある理由を書く
なぜ美容の分野に興味をもったのか、その理由について経験を踏まえて説明しましょう。
「もともと美容に興味があったから」という理由だけだと、少し漠然としています。どんな経験から、どんな気持ちになって、どんな職業を目指しているのか、といった点を書くと、相手に伝わりやすくなるでしょう。
たとえば、以下のように書くことができます。
・「母が美容師で、お客様のオーダーどおりのヘアスタイルに仕上げていく母の姿に憧れを感じていたため、自分も将来は美容師になりたいと思っていました。」
・「好きな芸能人のメイク動画を見ていて、メイクの仕方で顔の印象を大きく変えられることに驚きました。そして、自分もメイクの技術を身に付けて、いつかは芸能人やモデルのメイクを担当できるようなメイクアップアーティストになりたいと思ったのがきっかけです。」
・「高齢者向けにメイクをするメイクセラピストの特集で、表情が暗かった高齢者の方がメイクをした後に素敵な笑顔になったのを見て、メイクの力の大きさに感動しました。そのメイクセラピストの方のように、私もメイクで人を幸せにできる人になりたいと思ったのが美容の分野に興味をもったきっかけです。」
このように具体的な理由を挙げつつ、ストーリーで伝えるのがポイントです。
その美容専門学校を志望する理由を書く
たくさんある美容専門学校のなかから、なぜその学校を志望するのか、その理由も書きましょう。
美容専門学校とひとくちに言っても、それぞれの学校には異なる特色や教育方針があるので、その点を志望の動機として記入することが大切です。
パンフレットや体験入学などで、その学校の良さを見つけておくと、スムーズに書けるでしょう。
以下のような点を書くことができます。
・「貴校を志望する理由は、現場実習が豊富なことに魅力を感じたからです。」
・「貴校を志望したのは、カリキュラムに魅力を感じたからです。また、体験入学で先輩方が貴校で得られる知識や技術について楽しそうに語っておられたことから、自分に合う環境だと強く思いました。」
・「私が憧れる〇〇氏からの指導を受けることができるため、貴校を志望しました。」
人によっては、「家から近いから通うのに便利」という志望動機をもっているかもしれません。しかし、それが理由であっても、メインの理由にしてしまうと、学校で学びたい気持ちを伝えることができないものです。
「通うのに便利」を志望の動機とする際は、どうして通うのに便利な場所を選ぶのが望ましいのか、といった点まで伝えましょう。
たとえば、「貴校は駅から近い場所にあるので通学時間を短縮でき、その分を学習に充てることができると考えたから」と伝えます。
そうすれば、学習したい意欲が伝わるので、「通学に便利だから」と書くだけと比較して相手に与える印象が大きく変わってきます。
美容専門学校卒業後のビジョンを書く
美容専門学校に入学することがゴールではありません。卒業後、自分自身がどのようになっていくことを理想としているのか、将来像についても書きましょう。
なりたい職業はもちろん、どのように働きたいのか、どんな立場になりたいのかといった点も具体的に記入します。
たとえば、以下のようなイメージです。
・「ヘアメイクアーティストになって、将来はブライダル関係の職場で活躍したいです。」
・「卒業後は美容部員として百貨店で働きつつ、将来的には後輩達の指導もできるような立場を目指したいと考えています。」
・「卒業後は美容師として経験を積みながら、モデルさん達の撮影を担当できるようになりたいです。」
卒業後のビジョンを明確にしている人ほど意欲的に学ぶと期待される傾向にあるので、きちんと記入しておきましょう。
まとめ
ストーリー性があり、美容の分野で活躍したい、美容について学びたい意欲が感じられる志望動機を提出すると、好印象を与えることができます。
この記事で紹介した例文と志望動機作成時のポイントを参考に、自分なりのストーリーを作成してみてください。