美容部員の大変なことや苦労は?やりがいや魅力、必要な心がけも解説

「美容部員に憧れがあるものの、実際に仕事をするのは大変そう…」と気になっている方も多いでしょう。華やかな職業に思えますが、いざ就職してみると立ち仕事や毎月のノルマなどに大変さを感じるかもしれません。 今回は、美容部員の大変なところや、やりがいや魅力についてご紹介します。理想と現実のギャップを埋め、実際に美容部員になってから後悔することのないよう理解を深めましょう。


この記事は約6分で読み終わります。

美容部員が大変なところ5つ

まずは、美容部員が大変だと感じることを5つご紹介します。

1.立ち仕事のため体力勝負

美容部員はメイクに携わる華やかなイメージですが、実際は体力を要するハードな仕事です。基本的にはヒールでほぼ一日中立ちっぱなしで仕事をするため、足腰に負担がかかります。メイクを施す際はお客様の横から回り込んで中腰になるため、腰痛に悩むこともあるかもしれません。

また、常にお客様に見られるため、気を抜けない仕事でもあります。お客様に心地良く過ごしていただけるような配慮も必要です。

忙しい日には休憩時間が少なく休む間もない場合もありますが、どれだけ疲れていても常に笑顔で接客することが求められます。美容部員として活躍したいのであれば、日々の体調管理も不可欠です。

2.売上ノルマがある

美容部員は新商品の販売数や顧客数など、常に売り上げノルマがあります。ノルマの厳しさはブランドにより異なりますが、プレッシャーを感じることも多いでしょう。目標が達成できないときにストレスを感じることや、肩身の狭い思いをする可能性もあります。

ノルマ達成に向けて、お客様一人ひとりに新商品やプラスアルファのアイテムを提案するなど、日々地道な努力が必要です。

3.人間関係が難しい

美容部員は女性が多い職場で、人間関係にストレスを感じることもあるでしょう。職場やスタッフとの相性でストレスの大きさは異なりますが、上下関係が厳しい環境や意見の不一致などにより、ピリピリした空気感になる場合もあります。

目標達成のためにはスタッフと協力し合うことも大切です。しかし、売り上げ目標やノルマがあると、同僚に競争心が芽生えることもあります。

さらに、忙しい時期や厳しいノルマは、ストレスやプレッシャーになるでしょう。人間関係が悪化することにより、職場の雰囲気も悪くなって大変さを感じることもあるかもしれません。

4.皮膚や化粧品の知識を習得する必要がある

美容部員はお客様に的確なアドバイスをするために、幅広い知識が必要です。基礎的な化粧品知識から肌の構造や新商品情報まで、常に学び続けることが求められます。

また、自社製品だけでなく他社製品も学ぶ必要があり、それをお客様に分かりやすく伝えるスキルも必要です。 業界の変化やトレンドに追従し、自身のスキルを向上させる努力が求められるでしょう。

5.常に美肌を保つ必要がある

美容部員は美のスペシャリストとして、常に肌の管理に気を配る必要があります。ブランドの顔になる美容部員の肌が荒れていると、お客様への説得力がなくなってしまいます。

お客様は美容部員のことをよく見ています。美容部員の肌がキレイだと、「ここの商品を購入したい」と思ってもらえるでしょう。

美肌を保つには、日焼けや乾燥などの外的刺激に注意し、適切なスキンケアを行うことが大切です。

美容部員のやりがいや魅力は?

美容部員は大変なことだけでなく、大きなやりがいも感じられる仕事です。ここでは、美容部員のやりがいや魅力を解説します。

最新のコスメに触れられる

美容部員の仕事は、常に美容の最新情報に触れられることが魅力のひとつです。自社製品や他社製品の知識も必要になるため、必然的にコスメに詳しくなります。

新たなトレンドや最先端のコスメに触れ、実際に試すことで自分自身の美意識も高まります。その結果、仕事をしながら自分も美しくなれるため、大きな魅力といえるでしょう。

お客様の美のサポートができる

美容部員は、お客様が悩んでいる肌トラブルを軽減するなど、美のお手伝いをすることができます。スキルや知識を活用してお客様をサポートすることに、やりがいや達成感を感じられるでしょう。

お客様の声をダイレクトに聞くことができ、喜ばれる姿を実感できるのは美容部員の魅力のひとつといえます。

成果により収入がアップする

美容部員は、成果次第で収入のアップが可能です。ノルマがあることは大変なことかもしれませんが、成果を出すとインセンティブがあり、収入アップが見込めます。努力次第で高い年収を目指せるのは大きなやりがいにつながるはずです。

収入アップは、知識やスキルの向上により実現します。自分のアドバイスや提案により、お客様に効果を実感してもらえることが成果につながるため、自身の努力が実を結んだ実感を得られるでしょう。

美容部員として活躍するために必要な心がけ

ここでは、美容部員として活躍するために必要な心がけをご紹介します。美容部員を目指している方は、今から意識して心がけましょう。

常に学び続ける

美容部員は肌のトラブルやお客様の要望に対応するために、製品の成分や効果、使用法について理解し、的確なアドバイスをする必要があります。美容の資格を取得してスキルアップを図ったりメイクスキルを上げたりすることは顧客満足度のアップにつながります。

常に学び続けることで自信がもてるようになり、お客様への提案に説得力も生まれるでしょう。

また、美容業界のトレンドは変わり続けていきます。普段から流行にアンテナを張り、美容の知識やスキルを向上し続けることは、お客様との信頼を築くうえで重要です。

体調管理をする

美容部員は体力仕事が多いため、しっかりと体調管理に気を配ることが大切です。基本的に立ち仕事であることから、腰痛や足のむくみなどの体の不調が生じやすい傾向にあります。

また、声を使う仕事のため喉のトラブルが起こることもあります。混雑した日には大きな声で話すこともあるため、声が枯れてしまうこともあるでしょう。

特に疲労が溜まっていると、さまざまな不調を起こしかねません。日々の疲れをしっかり取るには、栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠を心がけ、ストレッチやマッサージでリフレッシュする時間を確保することが大切です。

体調管理をすることは美しさにもつながります。体調管理を怠って肌の調子が悪くならないよう注意しましょう。

キャリアを意識する

美容部員として活躍するためには将来どんな美容部員になりたいか具体的な目標を立てることが大切です。

例えば、エリアマネージャーや店長などの役職者を目指す、憧れのブランドへ転職する、美容サロンを開業するなどです。キャリアの方向性を明確にすると、足りない経験を補うためにスキルアップや仕事の成果を高めるための努力ができるようになります。スキルアップすることで、お客様からの信頼を得ることにもつながるでしょう。

まとめ

お客様の美のサポートをする美容部員は、売上ノルマや常に学び続ける必要があるなど、大変なこともあります。しかし、最新のコスメに触れられる、お客様の悩みが解消されて喜んでもらえることは何よりも充実感を感じるでしょう。自分自身が美しくいられることも大きな魅力のひとつです。

「コスメが好き」「女性が美しく輝けるようにサポートしたい」という方は、美容部員を目指してみてはいかがでしょうか。