美容部員(BA)になるには?必要な資格や経験・適性について知ろう!

美容部員の仕事は、美しくありたい方のサポートができる素敵な仕事です。キレイにメイクをして、笑顔で接客している美容部員に憧れる方も多いのではないでしょうか。 美容部員の的確なアドバイスやメイクで印象が変わると、気持ちも明るくなるものです。今回は、美容部員になる方法や美容部員に向いている人について紹介します。


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美容部員になるのに資格や経験は必要?

美容部員になるためには資格は必須ではありません。国家資格ではないため、希望する化粧品メーカーやデパートなどに就職すれば働くことができます。

新人研修制度や教育体制を整えて未経験者を受け入れている企業もあるので、就職後に学びながらスキルアップを目指せるでしょう。未経験者でも就職できますが、接客販売の経験があると有利になることもあります。

美容部員になるための3つの方法

美容部員になる夢を叶えたいと考えるなら、美容部員になるための選択肢を増やしてみるのもおすすめです。美容部員になるための3つの方法について紹介します。

1.美容専門学校に通う

就職先で通用する力をつけたい方は、美容系の専門学校で美容知識やスキンケア、メイクの仕方を学ぶのがおすすめです。一般的な期間は2年間が多く、1年目に基礎を学び、2年目で専門的な知識や技術を学習します。

美容専門学校の試験に合格すれば誰でも入学できるので、年齢を気にせず学べます。選考内容は、希望する専門学校によって異なる場合があるので、事前にホームページなどで確認しておきましょう。

肌の基礎や構造を学べる専門学校に通い、トータルビューティを学ぶことで、結果的に就職や将来のキャリアアップに役立ちます。

専門学校には、百貨店や専門店、ドラッグストアなどから美容部員の求人募集が届くので、学びながら就職活動ができるのもメリットのひとつです。

2.メイクスクールに通う

美容専門学校に通うと、確実に知識や技術を習得できますが、時間と資金を節約したい方はメイクスクールで学ぶことも検討しましょう。美容部員を目指す方は、ネイルやヘアメイクなどのコースではなく、メイクアップを学べるコースを選択するのが近道です。

メイクスクールは、都道府県知事の許可を受けていないスクールです。教育法に基づき無許可となっていますが、ほとんどのスクールは運営がしっかりしているため安心です。

美容専門学校とは異なり、入学試験もありません。期間は1年未満で、最短2ヶ月で修了できるところもあります。専門学校に比べ、専門的な部分に特化した授業スタイルなので、効率的に知識や技術を学べます。

しかし、メイクスクールは専門学校より費用が安い代わりに、実習の機会は少ないので現場に出たあとが心配という方もいるでしょう。

現場でも通用する力を身に付けたい方は、時間をかけてしっかりと知識や技術を身につけられる専門学校で学ぶことを、もう一度検討してみても良いかもしれません。

3.未経験可の美容部員の募集に応募する

すぐにでも美容部員になりたい方は、未経験可の求人に応募してみましょう。美容部員になってからでも、社内研修などで必要な知識や技術を学べます。

働きながら美容について学べるので、学費の心配もいりません。努力次第で未経験からでも美容部員として活躍できるでしょう。

美容部員の求人がでるタイミングによっては、なかなか見つからないこともあるかもしれません。とはいえ、美容専門学校やメイクスクールに通う時間が短縮できるので、就職活動に専念することができます。

美容部員の求人を探す方法は以下の3つです。

・メーカー公式ホームページで募集を探す
・ハローワークや求人情報誌に掲載される求人情報に応募する
・派遣会社に登録して、美容部員の求人を探す

希望するメーカーがある場合は、メーカー公式ホームページから情報収集をしましょう。事前にエントリーシートを送信し、履歴書を送るか面接に進むという流れが多いようです。

ハローワークや求人情報誌にもメーカーの採用情報が掲載されている場合があり、パソコンを使わなくても紙媒体で気軽に見られます。

また、派遣会社に登録しておけば、採用情報を幅広く入手することが可能です。派遣会社なら、外資系やハイブランドのメーカーの求人が充実しているので、狙っている方は登録してみましょう。

自分は美容部員になれる?向いているのはこんな人!

美容部員になりたいけれど、自分が美容部員に向いているかわからないという方は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

コスメや美容が好き

美容部員は接客販売のお仕事です。そのため、化粧品やブランドに関する知識や美容に関するスキル、センスが必要です。

コスメや美容に興味があれば、人にアドバイスしたり情報収集したりするのも楽しみながらできます。お客様に商品を勧めるときも、豊富な知識から的確なアドバイスができるでしょう。

トレンドに敏感である

女性のファッションやヘアメイクの流行は、めまぐるしく変化します。美容感度の高いお客様は流行にも敏感です。季節感やトレンドを意識しながらお客様にアドバイスするために、美への探究心が必要です。

世の中の流行に敏感でトレンドをキャッチしていれば、仕事にも生かせます。トレンドを把握することで、接客時に会話が弾むきっかけになるかもしれません。

体力がある

美容部員は立ち仕事が多く、ある程度の体力が必要です。化粧品の販売以外にも、売場のディスプレイ変更や棚や什器の移動、ポスターの貼替えなどの力仕事もあります。

また、1階に化粧品コーナーが配置されている場合、休憩や備品調達などで移動する機会もあるかもしれません。そのため、体力に自信がある方が美容部員として向いているといえるでしょう。

接客スキルやマナーが身についている

美容部員は、さまざまなお客様と接し、会話を通して製品の良さをわかりやすく伝える必要があります。商品の知識のほかに、高い接客スキルが求められることもあるでしょう。

たとえば、お客様と話しているときは、適度なアイコンタクトと笑顔を心掛けたり、商品やお釣りを渡すときに片手を添えたりすることが、美容部員に欠かせない接客スキルとして挙げられます。

語学力がある

日本の化粧品は高品質で海外からの人気が高いため、語学力があると接客にも役立ちます。都心の店舗や大規模なショッピングモールでは、英語や中国語が話せる人が求められることがあります。

語学力を磨いておくと、キャリアチェンジの際にも活かせるので、学んでおいて損はありません。

美容部員になりたい人のためのQ&A!

美容部員になる前に、確認しておきたい疑問点について解説します。

美容部員にノルマは課されるの?

ノルマを課していないところが多いですが、売上目標はあります。達成できない目標が課せられることはありませんが、店舗によって1日の売上額の目安が決められている場合はあるでしょう。

経験を積んでいくとリピーターが増え、目標を達成しやすくなります。店舗ごとに売上目標を目指すところもあるので、チーム内で協力しながら目標達成できます。

美容部員に将来性はある?

AIの進歩により美容部員の将来性が心配という方もいるでしょう。確かに、AIでも接客はできるかもしれませんが、安心感を求めて来店されるお客様にとっては、信頼できる美容部員の接客を求めます。

とはいえ、インターネットで手軽に化粧品を購入できるようになったため、新しいメイクの仕方を提案するなど、付加価値をもたせた接客が求められているのも事実です。時代の流れに沿いながら必要なスキルを習得し、日々知識を吸収することで将来の不安を払拭しましょう。

まとめ

大好きな化粧品に囲まれて働ける美容部員は、お客様の喜ぶ姿を間近でみられるやりがいのある仕事です。トレンドに敏感で美容好きの方にとっては適職だといえます。

美容部員は未経験でもなれますが、専門的な知識や技術を学んで就職先で通用する力を身に付けたい方は、美容専門学校やメイクスクールで学ぶのもおすすめです。もちろん、未経験可の求人に直接応募することもできるので、自分に合った方法で美容部員を目指しましょう。