【新卒・転職】アイリスト志望動機の例文
志望動機とは、応募先のサロンで働きたいと考えた理由をわかりやすくまとめた文章です。履歴書に記載欄があり、面接を受ける際にも聞かれます。採用の決め手になる可能性もあるため、慎重に作りましょう。
ここからは、アイリストの志望動機の書き方と例文を紹介します。
美容免許取得後の新卒採用の場合
実務経験のない新卒は、アイリストを目指す理由や熱意に重点を置くのがポイントです。接客業のアルバイト経験はプラスに働くため、文章に積極的に盛り込みましょう。
私は目が小さいのがコンプレックスでしたが、まつ毛エクステの施術を受けたときに目元の印象が大きく変わったことに感動して、アイリストを目指すようになりました。お客様とのコミュニケーションを重視する貴社の理念に感銘を受け、自分も誰かをメイクで幸せにしたいと考えて応募した次第です。
私は学生時代の3年間、飲食店でのアルバイト経験があります。幅広い年代層の接客に自信があり、貴社のサロンでも貢献できると自負しております。
美容師からアイリストに転職する場合
美容師の転職では、同じ美容業界からなぜアイリストに転身するのかを明確にすると良い印象を与えられます。美容師としての稼働実績やスキルも、重要なアピールポイントです。
私は小さな頃から母と同じ美容師を目指し、専門学校に進学して美容師免許を取得しました。卒業後は3年間美容師として勤務してきましたが、サロンに来店されるお客様と会話するなかで目元のメイクの素晴らしさを知り、転向を決意しました。
こちらのサロンには多くのアイリストが在籍し、いきいきと活躍されている姿に感銘を受けました。私も先輩方のような実力を身につけ、多くのお客様をメイクで笑顔にしたいと考え、応募いたしました。
アイリスト経験者が別のサロンに転職する場合
アイリスト経験者の転職では、これまでの実務経験を具体的な数字で伝える必要があります。サロンが経験者に求めるのは、即戦力だからです。転職する経過や、前のサロンを退職した理由なども盛り込んで、担当者が納得できる文章を作りましょう。
私は美容師免許を取得後、アイリストとしてアイラッシュサロンで3年間勤務しました。1日10人以上の施術を担当することもあり、技術面での実力は養えたと思います。しかし、お客様一人ひとりと向き合う機会が少ないことに疑問を感じ、自分自身をより成長させるために転職を決意しました。
貴社は予約制を採用し、丁寧なカウンセリングを通してお客様の希望に沿う施術を提供しておられます。この点に特に共感を受け、今回応募した次第です。
美容師免許取得済みで異業種から転職する場合
異業種からの転職では、前職の説明となぜアイリストになりたいのかを明確にする必要があります。アイリストの仕事の魅力を強調して、好印象をもってもらいましょう。
私は小さい頃からメイクやファッションに興味がありましたが、地元での就職を選び、一般企業に就職しました。女性の多い職場で、同僚とメイク談義をするうちに、どうしても美容に携わる仕事に就きたいと思うようになり、夜間の学校に通いながら美容師免許を取得して転職を決意しました。
前職は事務職でしたが、事務所に来店されるお客様と応接する機会が多く、培った接客スキルで貴社のサロンでも貢献したいと思っています。
アイリストが志望動機に盛り込むべき内容
採用担当者は志望動機から人柄や能力を知り、サロンに必要な人材かどうかを判断します。相手が知りたいことをわかりやすく伝えるために、下記の内容を盛り込みましょう。
内容1.アイリストを目指す理由
アイリストを目指す理由は、熱意を伝えるのに役立ちます。同じスキルや条件下なら、採用担当者はより熱意のある人を採用したいと考えます。ポジティブな内容で理由を文章に盛り込み、興味をもってもらいましょう。
内容2.なぜこのサロンで働きたいのか
サロンを選んだ理由は、熱意とともに自分が求める人材と一致しているとアピールするのに役立ちます。
どこに魅力を感じているのか、素直な気持ちで記載しましょう。サロンの特徴や社是などを事前に調べて記載すると、良い印象を残せます。
内容3.自分のスキルや技術
スキルや技術は、自分の魅力をアピールするために必要です。実務経験や検定資格のほか、入社後の仕事に役立つ接客スキルもしっかり記載してください。
得意分野を書いておくと、採用担当者が入社後の活躍をイメージしやすくなります。
内容4.入社後の展望
入社後の展望は、サロンに貢献できる人材であると示すのに欠かせません。入社後のビジョンや、どんな活躍ができるのかも記載しましょう。将来を見越した志望動機だと、より熱意が伝わります。
アイリストのこんな志望動機はNG!
志望動機は、採用担当者に良い印象を与える内容で書く必要があります。下記のような、印象を悪くする内容や書き方にならないよう注意してください。
NG例1.具体的な理由を書いていない
志望動機に自分のやりたいことだけを書くと内容が薄くなります。
「とにかくアイリストになりたい」「なんとなくまつ毛のおしゃれが好き」ではなく、採用担当者が納得できるかどうかを考えて文章を作ってください。
NG例2.給与や福利厚生ばかりを書いている
待遇の良さを志望動機にすると担当者から「別のサロンでも良いのではないか」と疑われ、採用につながりません。志望動機は、待遇以外の魅力を主軸に作成しましょう。
NG例3.サロンの研修や勉強会の魅力だけをアピールしている
サロンの研修や勉強会を志望動機にすると自発的に学ぶ姿勢のない、受け身な人材の印象を与えがちです。
採用担当は自発的に学び、サロンに貢献できる人材を求めているため、良い評価を得られなくなります。
NG例4.将来的に独立したいと書いている
将来的に独立したいと志望動機に書くと、ある程度の知識やスキルを身につけたら辞めてしまうと疑われます。
サロンが求めているのは、長く働いてくれる人材です。すぐ転職するような人材は採用されにくいため、書き方に注意してください。
NG例5.ネガティブな表現が多い
ネガティブな表現が多い志望動機は、採用担当者に悪い印象を与えます。
後ろ向きの発言、前職や別サロンの悪口などは入れずに、前向きな言葉で思いを伝えることが大切です。
採用につながる志望動機を書くポイント
最後に、採用担当者に好印象を与える志望動機の書き方のコツを紹介します。
ポイント1.最初に伝えたい内容を絞る
志望動機を書く前に要点を整理して、内容を絞りましょう。内容を詰め込みすぎると、採用担当者が読みにくくなります。
特に伝えたい内容を厳選して、相手の心に残るよう意識して書くのが成功のポイントです。
ポイント2.結論から書き出す
志望動機は結論から書くと読みやすくなり、担当者に熱意が伝わりやすくなります。「PRE法」の文章構成を意識して、以下の順番で内容を書いてください。
1.結論(Point)
2.理由(Reason)
3.具体例(Example)
4.結論(Point)
ポイント3.実体験やエピソードを盛り込む
アイリストを目指す理由やサロンを選んだ理由に体験談を入れると、説得力が出て採用担当者の共感を得やすくなります。
エピソードが入るとオリジナルな志望動機になり、ほかの応募者との差別化もできます。
ポイント4.お客様への想いをつづる
志望動機には、お客様への思いも盛り込みましょう。「お客様を美しくしたい」「よろこんでもらいたい」などの具体的な文章を入れると、印象が良くなります。
また、採用担当者が入社後の活躍をイメージしやすくなるメリットがあります。
ポイント5.入社後のビジョンで締める
最後の一文は採用担当者の心に残りやすいため、入社後のビジョンで締めくくるとまとまりが良くなります。
自分が実際に働く姿をイメージして、獲得したいスキルや目指す姿、サロンへの貢献の仕方を盛り込みましょう。
まとめ
履歴書や面接で必要な志望動機は、採用担当者があなたを知るための重要な判断材料です。たくさん内容を詰め込めば良いわけではなく、わかりにくいと読んでもらえません。最初にアイリストを目指す気持ちやそのサロンを選んだ理由を整理して、伝えたい内容を厳選しましょう。例文を参考に、読みやすく自分の魅力が伝わる文章を作ってください。
下記の記事では、アイリストの年収や働き方を詳しく紹介しています。サロン就職後の具体的なビジョンを描く参考に、あわせてチェックしておきましょう。
「アイリストの年収ってどれくらい?働き方別にざっくり解説」